うちの医療法人の情報(事業報告、決算情報)って第三者が勝手に見れるの?

事業報告書・監査報告書・決算書等の閲覧

各都道府県の医療法人担当部署(例えば、東京都であれば保健福祉局)へ行き、閲覧請求書に必要事項を記入して提出すれば、誰でも閲覧可能です。それがゆえに、法人は透明性が担保され信頼性が高いといわれております。

複数の都道府県に診療所を有する医療法人は、都道府県ではなく地方厚生局の管轄になりますので御注意下さい。

申請手数料は掛かりませんが、コピーする場合、コピー代が必要な場合があります。

よくあるQA

Q全くの非利害関係人(一般市民)に報告書の内容を閲覧が可能でしょうか?

A はい、その通りです。この閲覧は医療法52条で定められています。

医療法人が正しく経営されていなければ、近隣住民に医療が行き渡らない等の問題が生じる可能性があるため、行政及び一般人による監視の必要があるからです。


Q 医療法人サイドで閲覧依頼人が来たと判ってしまうものなのでしょうか。

A閲覧請求があっても、それを行政が医療法人に通知したりはしないので、残念ながら医療法人には閲覧に供されたか否かを知る方法はありません。

税理士・コンサルタント・生命保険会社の方が営業のため閲覧請求をしている方は多いのが事実です。