永瀬歯科医院様の診療所拡張成功事例

永瀬歯科医院


神奈川県川崎市で、小田急線柿生駅から徒歩1分の場所にある医療法人ぼたん会 永瀬歯科医院。

2022年に、本院とは建物も住所も異なる場所での「拡張」が認められ、同年10月にホワイトニングに特化したデンタルエステ・クリニック「ホワイトエッセンス」をオープンしました。

今回は院長の永瀬 あゆみさまに、診療所を拡張しようと考えたきっかけや、行政書士 柏崎幸一 法務事務所に申請の代行を依頼した理由、承認が降りるまでのストーリーなどを伺いました。


医療法人ぼたん会 永瀬歯科医院

所在地:川崎市麻生区上麻生5-39-12 KS柿生206
事業内容:一般歯科・小児歯科・定期健診・予防歯科・口腔外科・審美治療・歯周病・入れ歯(義歯)・インプラント・ホワイトニング
ホームページ: https://nagase-dc32.com


永瀬歯科医院


ヘアサロンのように気持ちが高まる、かかりつけの歯医者さんでありたい

― 永瀬先生、このたびは「ホワイトエッセンス」のオープン、おめでとうございます。

ありがとうございます。本当に柏崎さんのおかげで、諦めかけた夢が叶いました。

― 永瀬歯科医院は、もともと一般歯科や小児歯科などを行う医院として開業されたんですよね。

はい、2007年に開院してから、患者さんの「痛みへの不安」や「お口のお悩み」に寄り添いながら、お口の中がより良くなるようにお手伝いをしてきました。6年ほど前からは、全国250以上の歯科医院で展開する「ホワイトエッセンス」の加盟医院として、ホワイトニングや歯のクリーニングなどのサービスも行っています。

永瀬歯科院長

▶︎医療法人ぼたん会 永瀬歯科医院 院長 永瀬 あゆみさま

― いわゆる美容歯科の領域ですよね。医療の枠にとらわれず患者さんのさまざまな悩みに向き合おうとする姿勢が、永瀬先生らしいなあと感じます。

患者さんに少しでもリラックスして、心地良く治療を受けて欲しいという気持ちは以前からもっています。ホワイトエッセンスをはじめてからは、さらに「楽しませたい」という思いが加わりました。

ホワイトニングや予防治療を“エンターテイメント”として、ヘアサロンに通うように患者さんの気持ちが高まる、かかりつけの歯医者さんでありたいと思っています。

建物も住所も異なる物件での医院拡張は“100%無理”専門家が頭を抱えても1%の可能性を信じた

― 改めてになりますが、永瀬先生が医院を拡張しようと考えた理由を教えてください。

以前はホワイトエッセンスの業務を、それまで一般診療をやっていた本院のなかで行っていました。しかし、ホワイトニングのニーズが少しずつ高まり、お客さんも増えてきてスペースが手狭になり、拡張を考えるようになったんです。そのときに候補地になったのが、本院が入っているマンション(KS柿生)の隣に建つ物件(ハルグラン柿生)の1階でした。

真の右奥のマンションが本院のあるKS柿生。左手前のマンションがハルグラン柿生

▶︎写真の右奥のマンションが本院のあるKS柿生。左手前のマンションがハルグラン柿生

本院はKS柿生の2階で営んでいる

▶︎本院はKS柿生の2階で営んでいる

ハルグラン柿生は、本院の建物の1階にある食品スーパーの入り口でもあり、地域の人がアクセスしやすいとても良い立地です。もともと入っていたお花屋さんが閉店したときから、親子の歯磨き教室や、歯科衛生士さんが子どもを預けられる保育園などに活用かもしれないと思い、長期的に賃貸契約をしていました。結局それらの計画は断念し、そこをホワイトエッセンス専用のクリニックにできたらいいなと考えたんです。

しかし、それを周囲の人に話すと、誰もが口を揃えて「絶対無理」と…。

― 一般的に「拡張」として認められるのは、対象の物件が同一建物内で、さらに部屋が隣接しているという条件が揃ったときです。今回のように建物も住所も異なり、さらに道を隔てているという場合は分院開業で申請を進めるのが普通で、拡張…つまり、変更届は許可が降りないだろうというのが多くの人の見立てだと思います。

そうですよね。医療資材の業者さんや医療系の開業コンサルの方など、事情に詳しい周囲の人に一通り話してみましたが、皆さん頭を抱えてしまい、「100%無理」という絶望的な言葉も返ってきました。
分院開業だと別で院長を立てなければいけなくて、コストの面でも、私が理想とするサービスを実現できるか、という意味でも現実的ではありません。

それでも「どうしても事業を拡張させてお客さんの期待に応えたい」という熱が冷めず、1%でも可能性があるのならトライしたいという思いで、自分で一から方法を模索してたどり着いたのが、柏崎さんでした。

最初から丁寧な対応で「無理」とは一度も言われず「安心して依頼できた」

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― 最初に当事務所にお問合せいただいたのはメールでしたよね?

そうですね。インターネットで「医療法人 分院」みたいなキーワードで検索して柏崎さんの法務事務所のホームページにたどり着きました。

ホームページの記載内容から、はっきりとしたコンセプトや法務事業へのポリシー・情熱が伝わってきて、私のエネルギーを受け止めてくれるのではないかと感じました。

― 私も最初に永瀬先生からご連絡いただいて電話をしたとき、「どうしても拡張したい」という熱量を強く感じたことをよく覚えています。

メールを送ってからすぐにお電話をいただきましたよね。丁寧な対応で、最初からかなり細かくいろいろ質問されました。これまで相談した方と一番違ったのは、一言も「無理」とは言われなかったことです。

柏崎さんなら私の夢を叶えてくれるかもしれないと、とても頼もしく、安心して依頼できました。

その後のやりとりでも、とても動きが早く、川崎市との交渉ではどんな情報が必要で、逆にどんな情報が不要なのかもわかるように、とてもわかりやすくご連絡いただきました。そのおかげで、一度も対面で会うことなく手続きが終わりましたが不安はありませんでしたね。

― 永瀬先生から本院と拡張先の物件の位置関係などを伺い、承認を得られる難易度が高いことは分かりましたが、「誰も扱わない未知の法律手続きを扱っていく」ことを理念としている当事務所として、断る理由はありませんでした。

こちらが無理だと思い込んでしまうと、自然と無理な理由を探してしまいます。「必ず実現できる」という強い思いをもち、前向きに永瀬先生へのヒアリングや川崎市との交渉を進めていきました。

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2週間足らずで自治体との交渉に成功!拡張が認められ事業拡大の夢が現実に

― 自治体との交渉では、永瀬先生からも迅速にさまざまな情報を共有いただけたので、結果的にご依頼をいただいてから2週間足らずで拡張の承認を得ることができました。

柏崎さんから「承認が降りました」と連絡をいただいた夜は、あまりに嬉しすぎて眠れませんでした。思い描いた夢をやっと実現できると思うと、とにかくワクワクして…。

それまで相談に乗ってもらった人達に拡張が認められたことを話すと、「一体どんな手段を使ったの?」と、とても驚かれました(笑)

本院はKS柿生の2階で営んでいる

― 永瀬先生の喜びが伝わってきて、僕もすごく嬉しかったです。

自治体と医療法人の拡張の交渉を進める際、本来であれば「物理的一体性」と「機能的一体性」の両面を証明していく必要があります。

しかし、今回は建物が別で住所も異なるという点で物理的一体性には欠けていました。そのため、患者さんの導線に安全面で問題がないことや、歯科衛生士さんが施設を移動する際にカルテをはじめとした個人情報の持ち出しが発生しないことなど、さまざまな根拠をもとに機能的一体性を証明した結果、無事に許可を得ることができました。

今回の結果は、どれだけ周囲に無理だと言われても諦めず、1%の可能性を信じた永瀬先生だからこそ得られたものです。

2022年10月11日には、無事にホワイトエッセンスをオープンされましたね!最後に、これからの事業の展望などをお聞かせください。

永瀬歯科医院 ホワイトエッセンス

▶︎ハルグラン柿生 1階にオープンした永瀬歯科医院 ホワイトエッセンス

拡張の承認が降りた後、変更申請書の作成や手続きもすべて柏崎さんにお任せし、念願のホワイトエッセンスをオープンできました。

もともと1台しかなかった専用の機材を追加で2台導入しましたので、これからはホワイトエッセンスにより一層力を入れながら、小児の矯正治療などにも力を入れていきたいです。

今後も拡張や分院展開をする言葉あれば、柏崎さんに相談させていただきますので、これからもお力添え、よろしくお願いします!

― もちろんです!永瀬先生、このたびはありがとうございました!

医療法人ぼたん会 永瀬歯科医院 院長 永瀬 あゆみさま