実績

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東京都世田谷区の「長岡歯科」の院長 長岡 英之様に、行政書士柏崎幸一法務事務所を活用した経緯と評価について、お話を伺いました。

(長岡歯科について)
世田谷区用賀にある噛み合わせを中心に予防と治療をしている歯科医院。歯科技工所を併設しているのが特徴で、歯科医師と技工士による綿密な連携体制により、フィット感に優れた被せ物や詰め物をスピーディーに提供している。



■ たった1か月の準備期間で、医療法人設立申請を終わらせてくれた



― 長岡歯科について教えてください

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院長 長岡様
開業以来、噛み合わせを重視し、患者様の歯の健康を長い目でサポートしています。歯科技工所も併設していますので、わたしと技工士との綿密に連携することで、フィット感に優れた被せ物や詰め物、入れ歯を提供できる仕組みを整えています。



― 医療法人設立の手続きをしたのは、いつのことですか?

2013年3月の申請で、9月の取得を目指していました。
ところが、柏崎さんにお会いしたのは、期限の前月の2013年2月。たった1か月しかない中で、医療法人の設立申請を完璧にこなしてくれました。



■ 設立申請に必要なことは、電話とメールで済んでいました



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― たった1か月の期間でしたが、申請等についてご苦労はありましたか?

柏崎さんは大変だったかもしれませんが、私は苦労という苦労はまったくしていません。
歯科医で、すでに法人化した経験のある友人からは、「アレもコレもしなきゃで、面倒だよ」と聞いていました。行政書士に頼んでも、結局、時間も手間もかかる。保健所に出向いたりして休診した、と。
ところがわたしの場合、まったくそんなことはなく、ほんとうに気がついたら終わっていたのです。

― 手続きのためにどこかに出向く、いうこともなかったのですか?

その友人は、保健所に行ったと言っていましたが、わたしの場合、それは柏崎さんが代理で手続きを進めてくださったので必要ありませんでした。
しかし実をいうと、友人の紹介で柏崎さんと会った初回を含め、今日お会いしたことも含め、3回目です。医療法人設立手続きのほとんどを電話とメールで済んでいましたから。

― 長岡先生にとって、医療法人設立はどのようなものでしたか?

とても、簡単に終わったという印象です。医療法人の設立は、株式会社のそれよりも難しく、面倒くさいと聞いてはいましたが、そのよう印象はありませんでした。



■ 歯科医は、本業である治療に専念してほしいと願っています



― 柏崎さんに伺います。なぜ長岡様の手を煩わせることなく、医療法人設立ができたのですか?

少し具体的な話しになってしまいますが、一般的な行政書士が行う医療法人の設立申請は、法務局に申請するまでをサポートしていることがほとんどなようです。

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しかし当事務所では、医療法人の設立だけで終わらせず、その後に必ずおこなう各種手続きの一切を代行しています。いわゆるフルパッケージです。これは、医師である先生に、その社会的使命からも本業に専念していただきたいと考えているからです。

この設立後の手続きには、意外に時間と手間を取られるもので、短くて1日、場合によっては3日程、その手続作業に取られてしまいます。診断や治療という「本業」、または休日の「休息」の時間を使うことになりますので、結果的に高くついてしまうケースもよく聞かれます。



■ 会計士からのアドバイスで、医療法人設立を決断



― 医療法人は、長岡先生ご自身の決断でしょうか?

いいえ。会計士からのアドバイスです。わたし自身は、個人事業のままでもよいと思っていたのですが、「そろそろ、法人成りしてもいいタイミングですよ」と言われまして、くわしく聞いて納得できたので決めました。

― 柏崎法務事務所との出会いは?

友人からの紹介でお会いしました。その際に、いくつかの不安点があったのですが、その経験があったこと。その経験から「おそらくこうなるから、こういう対処をします」という具体的な方法が聞けたことで、安心して依頼できました。



■ 柏崎さんが設立に際して、どんなご苦労をしたかは、ほとんど知りません



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― 長岡先生に伺います。個人事業から医療法人へ法人成りした際に、困ったことはありましたか?

実は、よくわからないのです。
というのも、先ほど申し上げたように実際の手続きは、柏崎法務事務所が代行してくれましたし、何か必要な書類があった際には、電話やメールで連絡してくれ、その指示とおりに対処しただけです。ですから、わたし自身は、特になにもしていないのです。


― 柏崎さんに伺います。実際、長岡先生のケースではどのような問題が起こっていたのですか?

主に3つの問題がありましたが、すべて当事務所で対応しましたので、おそらく長岡先生は詳しくはご存知なかったことと思います。その3つとは次のとおりです。


1) 医療法人設立に際して、提出する決算書の記載間違い
過去に依頼していた税理士の勘違いで、購入済みの歯科用レーザーの記載内容が事実と異なった状態で決算書に記載されていた。内容の相違について、東京都と交渉。ローン会社との間で理解・了承を得られるのであればという条件を引き出し、ローン会社と交渉。承諾を得た。

2) 個人診療所時代(個人事業時代)の借入金の問題
歯科医療用CTスキャンの購入に際し、法人設立時の債務引き継ぎについて、東京都の医療安全課・借入先の銀行と交渉。
「個人事業時代の運転資金による借入金は法人設立後に引き継げない」という公式見解をもらう(借入先の銀行も同様)。引き継ぎができなければ院長先生個人に借入金が残ってしまい、法人化後でも税金が安くならず、法人化のメリットが薄くなってしまう。この件に際し、別のルールの適用を提案。粘り強く東京都と交渉した結果、法人への引き継ぎ許可を得た。その結果をもって銀行とも交渉し、同様に引き継げることで合意。これらの交渉の結果、法人化後の役員報酬を低く設定することができた。

3) 歯科技工所の併設による区分所有の問題
歯科医院と併設している関係上、区分所有について指摘を受ける。微妙な内容であったが当事務所の過去の対応歴から道筋がみえ、東京都と交渉。承諾を得た。



■ 手引はあるものの、行政により「基準」が違うため、タフな交渉をその都度おこなう



― 上記の3点については、ご存知でしたか?

歯科技工所の件については、保健所の立ち会いがありましたので事前にある程度のことは聞いていましたが、その他の2つについては、少し聞いていた程度です。しかし、そこまで深い交渉を東京都としていたとは、いままで知りませんでした。結構たいへんだったんですね(笑)。ありがとうございます。

― 柏崎さんに伺います。過去の対応歴からある程度の予測がつくと言いますが、それで交渉は変わるものなのですか?

まったく関係ないですね。交渉はその都度、交渉です。行政はそれぞれの情報を深く共有していないのかもしれません。極端なことを言ってしまえば、担当者によっても違うこともあり得ます。その意味では、行政とは、いつもタフな交渉のくり返しです。それでも当事務所では、医療法人設立に際しての対応歴が豊富ですから、ある程度の未来が予測できます。それにより、わたしたちにとっての好条件を引き出せているのだと自負しています。

― 長岡先生の場合は、東京都でした。行政によって、条件や交渉も違うということでしょうか。

そのとおりです。各行政により、対応は違っています。交渉する内容によっても違いますが、東京都では問題なくとも、横浜市や川崎市では違うこともあります。ですから、「横浜市の場合」というように、ある特定の行政を専門にすることは比較的容易にできるのでしょうが、複数の行政でも対応できるようになるには、相当数の場数を踏まないと行政ごとの「クセ」はわからないと思います。



■ 「手数料」より「休診したマイナス分」が高かったので、迷わず依頼した



― 医療法人設立経験者である長岡先生から、現在個人事業主の医師の方へアドバイスをお願いします

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個人事業から医療法人への移行は、目指す経営スタイルや現在の状況によっても、大きく違うと思います。しかし、医療法人を設立されるのであれば、ぜひ経験豊富な専門家に依頼することをオススメします。

そのうえで医療法人を設立する際には、手数料や価格で選ぶのは危険だと思っています。なぜなら、歯科治療と同様、価格が安いにはそれなりの理由があるからです。正直にいえば、柏崎さんから提示された価格をみたとき「少し高いかな?」と思いました。しかし、そのサポート内容を聞いて納得しました。



― 納得したというのは?

柏崎法務事務所では医療法人の設立だけでなく、その後の手続もすべて代行してくれています。この点は見落としがちですが、重要なポイントです。

医師である自分が手続きをすると、書類作成や保健所に出向く時間を捻出しなければなりません。また、保健所は平日に出向くことから、休日を利用するか、休診しなければなりません。専門家へ支払う「手数料」と「休診から生じるマイナス分」とを比較すれば、一目瞭然です。結果的に私の場合、手数料<休診によるマイナス分でしたので、柏崎さんにお願いしたのは正解でした。

医師としての本来の仕事である診察や治療に時間を使うほうが、わたしは有意義だと思います。



■ 医療法人設立後のサポートも、お願いします



― 長岡歯科医院の今後の展望・展開をお聞かせください

これまで同様、地元に密着し、歯科技工所と連携し、長く患者様の歯の健康をサポートしていきたいと思っています。

― 柏崎法務事務所にメッセージをお願いします

友人からの紹介を信頼して、柏崎さんに医療法人設立のお願いしてよかったと思っています。事務所は横浜ですが、東京での経験も豊富だというのを聞き、大きな安心につながりました。医療法人化したことで、必要となった社会保険のアドバイスもいただきましたが、今後もいろいろとご相談することと思います。引き続き、ご支援をよろしくお願いします。


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 法人名 医療法人 龍川会(長岡歯科)
  開業 2000年11月
  設立 2013年
診療科目 一般歯科・小児歯科・インプラント・矯正歯科・審美歯科・被せ物(補綴)治療
     咬合治療・入れ歯治療・レーザー治療・歯周病治療

  代表 理事長 長岡 英之様
 所在地 〒158-0097
     東京都世田谷区用賀2-31-1

   URL http://www.nagaoka-dental.com/

                長岡先生、本日はお忙しい中、
                貴重なお話をありがとうございました。